鼻の疾患の手術
内視鏡による副鼻腔炎の手術とは
副鼻腔炎(慢性副鼻腔炎)が薬物治療で改善しない場合に、内視鏡を用いて行われる手術です。
副鼻腔炎(慢性副鼻腔炎)の治療は、基本的には抗生物質を含む薬物療法です。 しかし、十分な期間をかけて抗生物質を替えながら薬物治療を行ったにもかかわらず反応が見られない場合や、鼻腔内にポリープがある場合、解剖学的に構造的な問題があり薬物治療の効果を期待しにくい場合には、手術を行うことになります。
内視鏡下副鼻腔炎 手術システム
副鼻腔炎の確認
- 鼻腔内診察
- 鼻内視鏡検査
- 副鼻腔のX線検査
- アレルギー反応検査
手術が必要な場合
- 血液検査
- 尿検査
- 心電図検査
- 胸部X線検査
1 DAYシステム
- 当日入院・手術・退院
- 高周波手術器の使用
- 鼻内視鏡の使用
再発防止
- 術後3週間までは、週に1~2回通院してください
- その後は、状態に応じて来院してください
内視鏡による副鼻腔炎の手術の利点
切開なしの
手術
皮膚を切開することなく
鼻腔から手術を行います。
かつて、経鼻内視鏡手術が導入される前は、上唇と歯茎の間を切開して手術を行っていたため、手術中や術後の痛みが激しいだけでなく、顔のむくみや歯の損傷のリスクを伴うという欠点がありました。
内視鏡手術は、外部を切開せずに手術を行うため、術後の痛みが少なく、すべての手術操作が鼻孔を通じて行われるため、鼻に手術の傷跡が残りません。
正確性を
目指した手術
内視鏡によって拡大された手術視野の中で
より安全かつ正確に手術を行います。
肉眼で鼻腔(鼻の内部)を見ながら手術を行う場合、病変と正常な粘膜の区別が難しく、 正常な粘膜まで切除されてしまったり、病変部位が不完全に切除されたりする可能性があり、副鼻腔周辺の主要な構造物である眼球や脳に対する合併症の発生率も、内視鏡手術に比べてやや高かったのです。
内視鏡手術は、切除すべき病変と正常な粘膜を明確に区別できるようにすることで、より安全かつ正確な手術を可能にします。
1日目
SYSTEM
ドゥリ耳鼻咽喉科では
副鼻腔炎から鼻中隔湾曲症や
鼻炎を含むあらゆる鼻の疾患を、手術当日に
入院→手術→当日退院という流れで行います。
内視鏡下副鼻腔炎 手術の流れ
鼻の外から切開することなく、鼻の中に内視鏡を挿入し、正常な粘膜を温存しながら病変のみを除去します。
デジタル内視鏡装置を使用し、日本の滋慶医科大学耳鼻咽喉科での手術研修を通じて習得した手術法により、緻密かつ丁寧な手術が特徴です。
手術時間は病変の位置によって30分から1時間程度かかり、手術当日に退院することになります。手術後は約6週間の薬物治療と、週1~2回の通院治療が必要となります。
内視鏡下副鼻腔炎
手術後の注意事項
手術後、鼻の中に止血用の綿棒を挿入しますが、この綿棒は手術の翌日、あるいはその翌日に取り除きます。(綿棒を取り除くまでは口呼吸をしてください。少量の血が喉の奥に流れ込むことがありますが、その際は飲み込まずに吐き出すようにしてください。)
手術後、約1~2ヶ月間は通院治療を受けることをお勧めします。
手術後、約2週間ほどは、強く鼻をかまないでください。
手術後、約2週間は以下の行為を控えてください。激しい運動(軽い散歩は可能)、サウナ(簡単なシャワーは可能)、飲酒、喫煙
ドゥリ耳鼻咽喉科では、各診療所によって手術器具・麻酔法・手術方法に違いがある場合があります。
鼻中隔矯正術とは
鼻中隔とは、鼻の内部の中央にあり、左右の鼻孔を分ける仕切りとなる骨と軟骨のことです。 鼻中隔の湾曲がひどい場合、湾曲した鼻中隔が片方の鼻孔を塞いでしまい、鼻づまりがひどくなるため、手術によって湾曲した鼻中隔を矯正する必要があります。
手術方法は、鼻中隔粘膜に切開を加え、粘膜下層まで剥離して湾曲した部分の軟骨と骨の成分を除去します。この際、軟骨は部分的に除去することもありますが、除去せずに軟骨を温存したまま切開を行って手術を行うこともあります。
鼻中隔矯正術 手術システム
鼻炎の有無の確認
- 鼻腔内診察
- 鼻内視鏡検査
- 副鼻腔のX線検査
- アレルギー反応検査
手術が必要な場合
- 鼻腔内通気機能検査
- 嗅覚検査
- 血液検査
- 尿検査
- 心電図検査
1 DAYシステム
- 当日入院・手術・退院
- 高周波手術装置(Sutter社製、ドイツ製)
- CO2レーザー手術装置の使用
再発防止
- 術後3週間までは週2回の通院
- その後は、状態に応じて来院してください
- 年に2回の定期的な観察
鼻中隔矯正術これが必要な場合
- 薬物治療を行っても症状が改善しない場合
- 薬を服用している間は症状が改善するが、服用をやめるとすぐに症状が再発する場合
- 鼻中隔が著しく湾曲している場合
- 副鼻腔炎のような合併症が生じた場合
- 副鼻腔炎の内視鏡手術の際、鼻中隔湾曲症のために内視鏡が挿入できない場合
- 鼻整形手術の際、鼻づまりを防ぐために鼻中隔矯正術を併せて行うこともあります。
鼻中隔矯正術 手術の流れ
手術は局所麻酔または睡眠麻酔下で行われ、鼻炎の手術と同時に行う場合は30~40分ほどかかり、痛みはそれほど強くありません。
鼻中隔矯正術は鼻孔の中から行うため、手術の傷跡は残りません。手術当日は、入院→手術→同日退院となります。
鼻中隔湾曲症に鼻炎が併発している場合は、鼻中隔矯正術とともに、出血や痛みが少ない高周波鼻炎手術、あるいは下鼻甲介粘膜下切除術を同時に施行します。
鼻中隔矯正術
手術後の注意事項
手術後、鼻の中に止血用の綿棒を挿入しますが、この綿棒は手術の翌日、あるいはその翌日に取り除きます。(綿棒を取り除くまでは口呼吸をしてください。少量の血が喉の奥に流れ込むことがありますが、その際は飲み込まずに吐き出すようにしてください。)
手術後、約1~2ヶ月間は通院治療を受けることをお勧めします。
手術後、約2週間ほどは、強く鼻をかまないでください。
手術後、約2週間は以下の行為を控えてください。激しい運動(軽い散歩は可能)、サウナ(簡単なシャワーは可能)、飲酒、喫煙
ドゥリ耳鼻咽喉科では、各診療所によって手術器具・麻酔法・手術方法に違いがある場合があります。
胸甲軟骨の粘膜下切除術、
高周波鼻炎手術とは
慢性鼻炎、肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎の患者において、薬物療法に反応しない場合や、鼻内視鏡、鼻のX線検査、音響鼻気道抵抗検査の結果、手術が最善の治療法であると判断された場合、 腫れた下鼻甲介の粘膜下を一部切除するか、下鼻甲介に高周波を照射し、傷が治癒する過程で組織が収縮することで下鼻甲介が縮小し、鼻づまりを解消する方法です。
手術の流れ
手術は局所麻酔または鎮静麻酔下で行われ、痛みはそれほど強くありません。切開をせず、高周波を利用するため、傷跡は残りません。
鼻炎
手術後の注意事項
手術後、約3週間程度は、週に2回以上通院して治療を受けることをお勧めします。
手術後、約3週間ほどは、強く鼻をかまないでください。
手術後5~7日目から、生理食塩水を使って鼻の中を洗浄してください。
手術後、約2週間は以下の行為を控えてください。激しい運動(軽い散歩は可能)、サウナ(簡単なシャワーは可能)、飲酒、喫煙
手術後、約4週間程度は水泳を控えたほうがよいでしょう。
手術後、約2ヶ月間は喫煙と飲酒を控えてください。
家のほこりなどが舞わないよう、掃除機で周囲をきれいに掃除します。
加湿器を使って湿度を保つことをお勧めします。
ドゥリ耳鼻咽喉科では、各診療所によって手術器具・麻酔法・手術方法に違いがある場合があります。
レーザーによる鼻炎手術とは
アレルギー性鼻炎の患者で、薬物療法では症状がコントロールできない場合や、鼻づまりの症状が重い場合には、外科的手法を用いて積極的にアレルギー性鼻炎の治療を行います。 精密な医療用CO2レーザービームを下鼻甲介(鼻の軟骨の下部)に照射し、アレルギー性炎症反応を引き起こしている粘膜の性質を変化させることで、アレルギー性鼻炎の治療を行います。
手術の流れ
手術は局所麻酔または鎮静麻酔下で行われ、痛みはそれほど強くありません。切開をせずレーザーを使用するため、傷跡は残りません。
鼻炎
手術後の注意事項
手術後、約3週間程度は、週に2回以上通院して治療を受けることをお勧めします。
手術後、約3週間ほどは、強く鼻をかまないでください。
手術後5~7日目から、生理食塩水を使って鼻の中を洗浄してください。
手術後、約2週間は以下の行為を控えてください。激しい運動(軽い散歩は可能)、サウナ(簡単なシャワーは可能)、飲酒、喫煙
手術後、約4週間程度は水泳を控えたほうがよいでしょう。
手術後、約2ヶ月間は喫煙と飲酒を控えてください。
家のほこりなどが舞わないよう、掃除機で周囲をきれいに掃除します。
加湿器を使って湿度を保つことをお勧めします。
ドゥリ耳鼻咽喉科では、各診療所によって手術器具・麻酔法・手術方法に違いがある場合があります。
高周波いびき治療とは
レーザー手術にはさまざまな利点があるにもかかわらず、患者さん一人ひとりの体質によっては、術後の痛みを訴える方もいらっしゃいます。
従来のレーザー手術機とは全く異なる概念の高周波手術機は、レーザーの高エネルギー光線ではなく、低温のラジオ周波数エネルギーを利用することで、周辺組織への損傷を最小限に抑えるため、痛みがほとんどなく、術後の日常生活に大きな支障がないという利点があります。
高周波いびき 手術システム
いびきや睡眠時無呼吸の有無を確認する
- 鼻腔内診察
- 口腔内の疾患
- 鼻内視鏡検査
- 喉頭内視鏡検査
- 副鼻腔のX線検査
- いびき・睡眠時無呼吸の検査
手術が必要な場合
- 血液検査
- 尿検査
- 心電図検査
1 DAYシステム
- 当日入院、手術、退院
- 高周波手術装置(Sutter社製、ドイツ製)
- CO2レーザー手術装置の使用
再発防止
- 術後3週間までは週2回の通院
- その後は、状態に応じて来院してください
- 年に2回の定期的な観察
高周波いびき 手術の流れ
咽頭が肥大し、口蓋垂が下方に垂れ下がっている場合、いびきの原因となり、呼吸がスムーズに行われなくなります。
高周波治療器を用いて肥大した咽頭部に低温の高周波を照射すると、垂れ下がっていた喉頭蓋や咽頭部が上方へ引き上げられ、いびきが軽減され、呼吸がスムーズになります。